クリスマスが日本に定着した意外な理由とは

今年もクリスマスの季節。街はイルミネーション一色です。日本では恋人と過ごす日というイメージが強いのですが、本家の欧米では家庭で家族と過ごすことが多いといいます。そもそもクリスマスの由来は何なのか、まとめてみました。

「救世主」の誕生日

クリスマス、とカタカナで書くとわかりにくいですが、英語表記ではChristmas。「Christ」は直訳すると救世主。語源としては、ユダヤ教で終末に降臨する伝説の救世主を意味する言葉です。「mas」はミサのことで、礼拝を意味します。

つまりクリスマスを正確に邦訳するなら「救世主祭」もしくは「降臨祭」となるのです。

この場合の救世主とは、いうまでもなくイエス・キリストを指します。クリスマスは救世主たるイエスの誕生日(降臨)を祝うお祭りです。キリスト教ではイエスが人類を天国に導くと信じられています。

古代欧州の「冬至の祭り」だった

ところが、イエスの誕生日がいつだったのかはわかっていません。イエスが出現する前から、12月25日前後は欧州における祝祭日でした。

この日は、一年で最も昼間が短い「冬至」にあたります。冬至に合わせ、古代欧州では太陽の死と復活を祝うお祭りが行われていました。ローマ帝国にキリスト教が広まった際、時の為政者が冬至に合わせてイエスの誕生を祝うようになったのです。

いわばクリスマスは、古い信仰と新しい信仰の「習合」として生まれたわけですね。

欧米では家族と過ごす大切な日

日本でクリスマスが広まったきっかけは、大正天皇の命日(崩御日)が12月25日で、「大正天皇祭(先帝祭)」として昭和元年から1947年まで祭日として休日になったことです。

そして昭和初期から、メディアや小売店が「恋人と過ごす日」としてクリスマスをもてはやすようになり、定着していきました。意外に、戦前からそのような風潮があったというわけです。

しかしキリスト教信者の多い欧米では、教会に行く他は、家族や親戚が集まって過ごします。そしてそのまま新年を迎えるため、日本でのお正月のイメージに近いと言えますね。

恋人とデートして過ごすクリスマスも良いが、ときには欧米のように自宅で料理を囲んで親しい人と団欒してみてはいかがでしょうか。

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2017.12.12